手土産のワンランク上の選び方【真のマナー美人への階段 vol.12】

誰からも一目置かれる素敵な女性には共通点があります。
それは、マナーを心得ていること。
毎月マナーや女性らしいエレガントな所作について、わかりやすくお伝えしてまいります。

このコラムを通して、あなたのお役に立てたら幸いです。
さあ、これであなたも今日からマナー美人！

こんにちは。マナーサロン・シンデレラ株式会社代表の須釜崇枝です。
秋から年末年始にかけて、お友達や親戚宅を訪問する機会が増える時期です。
今回は、お相手に喜んでいただける手土産の選び方についてお話しします。

手土産を選ぶときは、渡す相手の情報をリサーチしましょう。

贈りものは、意外な驚きがあるとさらに喜んで頂けるものです。

私のエピソードを元に、お相手に喜んでいただけるワンランク上の手土産の選び方をお話しします。

先日、実際にあったエピソードをお話しします。

デパ地下を歩いていると、男性に声を掛けられました。
「どこかでお会いした方かしら？」
と思い出そうとしていると、

その男性が
「明日、上司の家に行くので手土産を買いたいの ですが一緒に選んで頂けませんか！」
と仰るではありませんか。

続けて
「上司の奥様はあなたみたいな雰囲気の女性なので、きっとあなたなら奥様が喜ぶものがわかると思うんです！」…。

贈答品のマナーのレッスンをすることもありますので、むげに断るのも忍びなくお手伝いすることにしました。
ですが、その男性の今後を左右しないとも限らないので、責任重大です。
どのようなものを探しているのか尋ねると、「華やかなスイーツ」という答えが返ってきました。

しかし、その情報だけで贈答品を選ぶのは難しいことです。
贈答品を選ぶ時は、渡す相手のことを知り、情報を整理する必要があります。

どのような品物がよいか頭の中で整理してみました。

上記の他にも、ご依頼主のご希望である「華やかに見えるスイーツ」
かつ訪問日は翌日なので日持ちのするものなど、
様々な情報を整理した後、男性と一緒に売り場を見て廻り「これだ！」と閃いたスイーツを発見！

「こちらはいかがですか？」
と提案してみると
「わっ、これがいいです！これにします！華やかで絶対に奥様が気に入ると思います！」
と興奮気味に答えられました。

選んだスイーツはフルーツゼリー。
生のフルーツがたっぷり入っていてとにかく見た目が華やか。

ただ、問題点は賞味期限でした。
生菓子なので「その日のうちに」という店員さんのご説明。
ですが、
「これ以外に考えられません。明日の朝、また買いに来ます！」
ということで、手土産が決まり私のお役目も無事終了となりました。

まとめ

贈りものを選ぶときは、お相手の情報を細かくリサーチしましょう。
そして「これを贈ったら、どんな顔で喜んでくださるかしら？」
とお顔やリアクションを想像することも大切です。