初夏の香り漂う花『ライラック』【MONTH FLOWER～今月のお花～ vol.18】

日本には四季があり、その折々に咲く花の美しさと生命力はわたしたちの心を癒し、元気づけてくれます。
毎月【今月の花】と題し、みなさまの心に花が咲くよう、素敵な花のお話をお届けいたします。

みなさまこんにちは。
今月ご紹介するお花は「ライラック」です。

フランス語では「リラ」、和名では「ムラサキハシドイ（紫丁香花）」といい、ハシドイとは日本に自生する近縁種の落葉小高木のことです。
属名の「Syringa(シリンガ）」は、ギリシャ語で笛やパイプを意味する「Syrinx」に由来し、枝の髄の部分をくりぬいて管にし笛を作って、古代ギリシャの羊飼いたちがライラックの笛を吹いていたそうです。

今月のお花『ライラック』

モクセイ科ハシドイ属でヨーロッパ東南部が原産の落葉小高木です。

甘い香りを持つ華やかで可愛らしい花を咲かせ、
香水としても好まれ、世界中で愛されている花木です。

葉はハート型、花は円錐型の小花が房咲きになります。
涼しい気候を好む植物で暑い夏の季節はあまり得意ではなく、日本では北海道で多く栽培されており、“札幌の木”に選定されています。

ライラックの花は、通常4つに分かれた花びらですが、稀に花びらが5つに分かれていることがあります。
これは「ハッピーライラック」と呼ばれ、見つけた人はそのことを誰にも言わず飲み込むと、
恋人との永遠の愛が約束されるという言い伝えがあります。

『ライラック』の花言葉

花言葉は、思い出　友情　純潔です。
紫色……恋の芽生え・初恋
白色……青春の喜び・無邪気

恋愛や友情、初恋や無邪気といった初々しい雰囲気の花言葉が並んでますね♪

初夏の香り漂う花「ライラック」。
魅力的な花姿に世界中で愛されている甘い香りを持つ愛らしい植物。
花束としても人気がありますので、プレゼントとしていただけるとすごく嬉しいですね。

皆さんもぜひ手に取ってみてください。