こちらの記事は、tocohana lifeより抜粋しております。
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誰からも一目置かれる素敵な女性には共通点があります。
それは、マナーを心得ていること。
毎月マナーや女性らしいエレガントな所作について、わかりやすくお伝えしてまいります。

このコラムを通して、あなたのお役に立てたら幸いです。
さあ、これであなたも今日からマナー美人!



こんにちは。
マナーサロン・シンデレラ株式会社 代表の須釜崇枝です。
早いもので、もう12月ですね。
年末年始をご実家で過ごされる方も多いのではないでしょうか。

帰省した折には、実家や親せきへのお年始のご挨拶まわりもありますよね。
今回はそのような時に役立つ、手土産の渡し方についてお話します。
お仕事の場でも役立ちますよ。


手土産には熨斗を添えて、風呂敷や紙袋で包みましょう

まず、手土産を持っていかれる場合には、時節柄『お年賀』などの熨斗(のし)を添えましょう。
家族や親せきとはいえ、やはり一年の始まりのご挨拶です。
熨斗を添えて、

『今年もよろしくお願いします。』

という気持ちを表しましょう。

訪問するお宅へは、お店の手提げ袋に入れて持っていかれる場合が多いと思います。
風呂敷をお持ちの場合は、袋の代わりに風呂敷で包んだ方がさらにフォーマル感が出ます。

1:渡すタイミング

渡すのは挨拶をしてから

普段あなたはどのタイミングで手土産を渡していらっしゃいますか?
玄関先、お部屋に通されてから、それとも帰り際でしょうか?

正しくは、お部屋に通されて、再度きちんとご挨拶をした後にお渡しします。


ただし、ケーキなど冷蔵庫での保管が必要なものの場合には、玄関先で

『ケーキですので、お早めに冷蔵庫へ・・・』

と一言添えて先にお渡しすると良いでしょう。

2:渡し方

風呂敷から出して渡しましょう

手提げ袋や風呂敷から出してお渡しします。
なぜ袋から出して渡すのでしょうか?

それは、袋や風呂敷は持参するまでの間の埃よけだからです。
外の埃がついた状態でお渡しするのは失礼ですよね。

そして、手提げ袋や風呂敷から取り出したら、一度正面を自分の方に向けます。
包装や箱に汚れや破損がないかの最終チェックの意味があります。
実際に箱をひっくり返して確認をする必要はありません(笑)

自分の方に向けた後は、時計回りに90度回転させます。
そしてお相手の方に正面が来るように、再び90度回転させてお渡しします。

3:手土産を渡した後は?

手提げ袋は持ち帰りましょう

手提げ袋は、持ち帰るのがマナーです。
ただし、お家ではなくレストランなど外出先で渡す場合には、品物を渡した後に

『袋をお使いになりますか。』

と一言添えると親切ですね。