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日本には四季があり、その折々に咲く花の美しさと生命力はわたしたちの心を癒し、元気づけてくれます。
毎月【今月の花】と題し、みなさまの心に花が咲くよう、素敵な花のお話をお届けいたします。
みなさまこんにちは。
今月ご紹介するお花は「クチナシ」です。
花名の由来は諸説ありますが、果実が熟しても割れないことから「口無し」がその語源であるともいわれています。
また英語ではその香りから「Cape jasmine(ケープ・ ジャスミン)」ともいわれています。
属名の「Gardenia(ガーデニア)」は、スコットランド出身のアメリカの植物学者アレキサンダー・ガーデンの名前にちなみます。
今月のお花『クチナシ』
アカネ科クチナシ属で、日本・中国・インドシナの温帯などが原産の植物です。
ジャスミンに似た甘い香りを放ち、沈丁花・金木犀と並び、「三大香木」のーつに数えられます。
また、純白な花の美しさも魅力的で、その混じりけのない花色からは、洗練された美しさや清潔感を感じることができます。
ブーケや胸飾り、髪飾りなどに使われることで有名で、後に出てくる花言葉にもあるように、幸運を運ぶ花として重宝されています。
また、着色料や薬としても使われることで有名です。
『クチナシ』の花言葉
花言葉は、
「とても幸せです」
「喜びを運ぶ」
「洗練」
「優雅」
「とても幸せです」は、アメリカで女性をダンスパーティーに誘うときにクチナシの花を贈ることから、誘われた女性の気持ちを表しているといわれ、「喜びを運ぶ」は、初夏の風に乗って漂うクチナシの甘い香りに由来するといわれています。
幸せを運ぶ花「クチナシ」。
世界中が大変な状況ではありますが、このクチナシが甘い香りとともに幸せを運んでくれることを祈っています。