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日本には四季があり、その折々に咲く花の美しさと生命力はわたしたちの心を癒し、元気づけてくれます。
毎月【今月の花】と題し、みなさまの心に花が咲くよう、素敵な花のお話をお届けいたします。
みなさまこんにちは。
今月ご紹介するお花は「ルクリア」です。
「ルクリア(Luculia)」という花名は、ネパール語の「Luculi swa」をラテン語で表したものから名付けられたとされています。
また日本では、上品な香りと淡いピンクの花色から「ニオイザクラ(匂い桜)」、インド北東部アッサム州原産であることから「アッサムニオイザクラ」と呼ばれています。
今月のお花「ルクリア」
紅茶の原産地でもあるインド北東部アッサム州原産のアカネ科ルクリア属の常緑低木で、
日本での呼び名にもあるとおり、甘く上品な香りと淡いピンク色の花色が特徴です。
11月~1月にかけての冬の季節に、常緑の濃い艶のある緑の葉と、たくさんの小さな花が半球状に咲き誇る姿は、とても華やいで見えます。
耐寒性・耐暑性が弱いという特徴もあり、日本には1970年代に輸入されましたが、 富士山の北麓エリアでしか生産化できませんでした。
現在でも、ルクリアは富士山北麓地方の特産品となっています。
『ルクリア』の花言葉
花言葉には、「優美な人」「しとやか」「匂い立つ魅力」「清純な心」などがあります。
ピンク色の花と濃い緑色の葉にしっとりとした質感があり、艶っぽい美しさが洗練された大人の女性を思わせることからこれらの花言葉がつけられたとされており、魅力ある美しさが表現されています。
大人の艶やかさを醸し出す花「ルクリア」。
その花の美しさと特徴ある香りは、見る人を魅了すること間違いありません。
お目にかかる機会は少ないかもしれませんが、見かけたらその魅力に酔いしれてみてください。