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日本には四季があり、その折々に咲く花の美しさと生命力はわたしたちの心を癒し、元気づけてくれます。
毎月【今月の花】と題し、みなさまの心に花が咲くよう、素敵な花のお話をお届けいたします。
みなさまこんにちは。
今月ご紹介するお花は「シンビジウム」です。
属名の学名「Cymbidium(シンビジウム)」は、
ギリシア語の「cymbe(舟)」と「edios(形)」を語源とし、その唇弁の形に由来するといわれています。
また、シンビジューム・シンビデュームとも表記されます。
今月のお花「シンビジウム」
ラン科シュンラン属の東南アジア・オセアニア原産の植物で、花名の由来にもあるように花びらが特徴的です。
白や黄色、ピンク、黄緑色、オレンジなど品種も様々です。
洋ランの代表の花4種“四大洋ラン”の1つとされている有名な花で、
シンビジウム以外にはカトレア・パフィオペディルム・デンドロビウムがあります。
その中でもシンビジウムは日本での人気が高く、洋ランの出荷量ではコチョウランに次ぐ多さともいわれています。
特に人気なのが白色のシンビジウムです。
『シンビジウム』の花言葉
花言葉は、
「飾らない心」「素朴」
「高貴な美人」「華やかな恋」です。
白色‥‥深窓の麗人(“深窓”:部屋の奥深いところ、“麗人”:容姿が美しい人)
黄色‥‥誠実な愛情
ピンク色‥‥上品な女性
黄緑色‥‥野心
白色の「深窓の麗人」とは、
部屋の奥深くにいる手が届かないほど美しい女性を表しており、
全体的に見ても美しく奥ゆかしい女性の姿を連想させるような花言葉が並んでいます。
慎ましくも女性の美しさを表現している「シンビジウム」。
12月より最盛期を迎え、花屋などで目にする機会が増えてくる季節。
その咲き姿に、思わずうっとりしてしまうことでしょう。
見かけた際は、ぜひ足をとめてみてはいかがでしょうか。