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日本には四季があり、その折々に咲く花の美しさと生命力はわたしたちの心を癒し、元気づけてくれます。
毎月【今月の花】と題し、みなさまの心に花が咲くよう、素敵な花のお話をお届けいたします。
今月のお花はアングレカム
みなさまこんにちは。
今月ご紹介する花は「アングレカム」です。
学名の「Angraecum(アングレカム)」は、マレー語で着生植物を意味する「angurek」に由来します。
花の形が星に似ていることから、「Comet orchid(星形のラン)」、一部の種では「Darwin’s orchid(ダーウィンのラン)」などと呼ばれています。
ラン科アングレカム属に属する植物で、原産地はマダガスカルです。
この花は200種類以上あり、その大きさは10cm弱のものから1mを超す大きなものまで種類によって異なります。
香りは甘くすっきりとした香りで、夜になると特に良い香りを放ちます。
花もちも良く、開花してから1ヶ月以上咲くことも。
名前の由来でご紹介した「Darwin’s orchid(ダーウィンのラン)」ですが、なぜダーウィンのランと呼ばれているのか?
それはイギリスの生物学者チャールズ・ダーウィンによるある推察によるものでした。
ダーウィンは、アングレカム・セスキペダレの花の蜜までの距離が非常に長い点に着目し、奥の蜜腺まで届く長い口を持った蛾が存在すると推察しました。
その推察について論争が起きましたが、ダーウィンの死後、1903年にその推察に当てはまる蛾(キサントパンスズメガ)が発見されたことで、このような英名が付けられました。
「アングレカム」の花言葉
花言葉は、
「祈り」
「いつまでもあなたと一緒」
静寂な雰囲気にちなんでいると言われ、『祈り』については、夜空に輝く星のような白い花であることにちなんでつけられましたとも言われています。
花言葉の美しさもあり、男性からこの花をプレゼントされると女性としてはとても嬉しいですね。
夜空を彩る星にも負けない美しい花「アングレカム」
この季節、澄んだ夜空を見ながらこの花を観賞していると、とても穏やかな気持ちになれると思います。
花屋などで見かけたら、手に取られてみてください。