こちらの記事は、tocohana lifeより抜粋しております。
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日本には四季があり、その折々に咲く花の美しさと生命力はわたしたちの心を癒し、元気づけてくれます。
毎月【今月の花】と題し、みなさまの心に花が咲くよう、素敵な花のお話をお届けいたします。

今月のお花はロウバイ

みなさまこんにちは。
今月ご紹介するお花は「蝋梅(ロウバイ)」です。
和名の「蝋梅」は、花びらが蝋(ろう)のような色をしていることや、臘月(ろうげつ、旧暦12月)に花を咲かせることなどが由来となっています。
また、中国では「唐梅(カラウメ)」、英名では「Winter sweet」とも呼ばれています。

ロウバイ科ロウバイ属の植物で、別名の唐梅の名の通り中国原産の樹木です。
2mから4mほどになる落葉低木なのですが、最も特徴的なのが「香り」です。
梅に似た香りを放ち、その高貴な香りから香水や化粧品の香料としても使われることがあるほどです。

蝋梅には様々な品種があり、主な品種として

・素心蝋梅(ソシンロウバイ)
-蝋梅の定番品種。全体が黄色で、他の品種より香りが強い。

・満月蝋梅(マンゲツロウバイ)
-早咲きで花色が濃く、素心蝋梅の実から選別された品種。
  他の品種より花が大きめ。

・和蝋梅(ワロウバイ)
-蝋梅の基本種で、花の中心が黒い赤紫色をしており、花弁が細め。

また、中国では「雪中四友」と呼ばれる文人画に好んで描かれた花としても有名で、「雪中四友」とは、蝋梅・梅・水仙・山茶花(さざんか)の4つの花を指しています。




「蝋梅(ロウバイ)」の花言葉

花言葉は「ゆかしさ」「慈しみ」「失導」「先見

このうち「ゆかしさ」「慈しみ」の花言葉は、花の少ない冬期に、そっと黄色い花を咲かせる蝋梅の控えめで奥ゆかしい姿に由来するとも言われています。

厳しい寒さが続きますが、蝋梅の花や良い香りによって、年が明けると春がもうすぐやってくるような、そんな暖かくやさしい気持ちになります。
皆さんも見かけることがあれば、ぜひ足を止めて楽しんでみてはいかがでしょうか?