こちらの記事は、tocohana lifeより抜粋しております。
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日本には四季があり、その折々に咲く花の美しさと生命力はわたしたちの心を癒し、元気づけてくれます。
毎月【今月の花】と題し、みなさまの心に花が咲くよう、素敵な花のお話をお届けいたします。


みなさまこんにちは。
今月ご紹介するお花は「カリン」です。
力リン属の学名「Pseudocydonia(プセウドサイドニア)」は、ギリシャ語の「pseudos(偽)」と「Cydonia(マルメロ)」を語源とし、力リンとマルメロがよく似た近緑種であることに由来します。

和名の花梨(カリン)は、この木の木目がフタバガキ科の花欄(かりん)に似ていることにちなむとも言われています。
また、英語では「Chinese quince(中国のマルメロ)」と呼ばれています。

今月のお花『今月のお花『カリン』』

バラ科力リン属で、中国原産の植物です。
1O~11月頃に果実が熟し、3~5月頃に淡いピンク色の花を咲かせるのですが、花よりも果実のほうが有名な植物なのです。

カリンの果実は心地よい香りを放ち、果実に含まれるカリンポリフェノールという成分は、のどの炎症を抑えるとされ、のど飴にも多く配合されています。
また、とても固く渋みがある果実は生食には適さず、シロップ漬け・ジャム・果実酒などに用いられます。

『カリン』の花言葉

花言葉は「豊麗」「唯一の恋」

花言葉の「豊麗」は、春に淡く美しいピンク色の花を豊かに咲かせることにちなむと言われています。

春を彩る美しい花のひとつ「力リン」

のど飴などに配合されているため名前を知っている方は多いかと思いますが、実際に花を見たことのある方は意外と少ないのかもしれません。
サクラなど春を代表する植物たちだけでなく、この春はカリンの花を探してみるのもいいかもしれません。