こんにちは!
ユクハナ クルハナのあおいです。
どの季節でも悩まされる『体の冷え』。
夏はエアコンの影響、冬は気温の影響で冷えに悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
厚着をしていても寒かったり、手足の先が冷えすぎて痛かったりする場合もあるので冷えはつらいですよね。
女性は男性に比べて一般的に筋肉量が少ないため、特に冷えを感じやすいんです。
『ただ手が冷たいだけ……。』
『他の人より寒がりなだけ……。』
その冷えが肩こりや頭痛の症状の原因になっていたとしたら、放置しておくと悪化することあります。
しかも冷え性は、油断をしていると大きな病気につながる可能性が高い状態なんです!
そこで今回は
✔冷え性とはなにか?
✔冷え性の4つのタイプ
✔冷え性の原因
✔対策・改善法
✔放置すると起こりうる症状
を紹介していきます。
冷え性を改善していくためには、なぜ冷えるのか原因を知ることが大切です。
自分の冷えの状況を理解し、冷えに負けない体を一緒に目指していきましょう!
冷え性とは?
冷え性とは特に手や足の先などが温まらず、冷えているような感覚を常に感じる状態のことを言います。
また冷え性の方は、普通の方に比べて血管が硬くなっている状態です。
血管は全身に栄養を送るという重要な役割があり、血管が硬くなることで血液の流れが滞りやすくなってしまうんです。
血液にも必要な栄養素を運んだり老廃物を排出する働きがあるため、流れが悪くなってしまうと冷え性を悪化させてしまう可能性があります。
さらに冷え性になることで体温が下がりやすくなります。
体温が1度下がると免疫力が30%以上低下するともいわれているため、免疫力が下がることで風邪や病気にかかりやすくなってしまうんです。
そのため、冷え性は放置しておくと大きな病気にもなりかねない怖い症状なんです!!
そんな冷え性には4つのタイプがあります。
あなたの今の冷えレベルもわかるので参考にしてみてください。
冷え性に隠された4つのタイプ
冷え性には4つのタイプがあり、それぞれ特徴があります。
タイプによって冷えの原因となるものが違うんです。
それぞれのタイプ項目にチェックをつけて、どの項目が1番多いのか確認してみてください!
Aタイプ
冷房が苦手
手足が冷たくなりやすい
なかなか眠れない
熟睡できないことが多い
どちらかというと細身なほうだ
肉や魚をあまり食べない
入浴時はシャワーで済ませることが多い
立ち眩みすることが多い
生理不順になりやすい
水やお茶など、水分をあまりとらない
Bタイプ
運動をほとんどしていない
デスクワークで座っていることが多い
細身のジーンズやタイトスカートをはくことが多い
スカートの時にスパッツやレギンスなどは履かない
お腹の調子が悪くなりやすい
脚がむくみやすい
夜中にトイレに起きることが何度もある
生理不順、もしくは生理痛がひどい
足に筋肉があまりない
寝付きが悪く、熟睡できないことが多い
Cタイプ
上半身や顔が暑くなりやすい
顔や背中に汗をよくかく
平熱は36度前後
寝ても熟睡できない
なかなかやる気が起きず集中力がもたない
冷房をよくつけている
生活が不規則である
室内と室外での寒暖差が大きい
手足の先が冷えている
イライラしやすい
Dタイプ
温かい季節でも寒いと感じることがよくある
顔色が悪いとよく言われる
疲れやすく、常に体がだるい
冷房が苦手
暑くても冷たい飲み物は飲まない
平熱は35度台
夏でもあまり汗をかかない
貧血になりやすい
お腹を壊しやすい
運動をあまりしない
※この診断はあなたの冷え性レベルを測るひとつの目安ですので、参考としてお考えください。
チェックできましたか?
あなたはどのタイプに多く当てはまったでしょうか。
複数のタイプでチェックの数が同じ場合は、両方の原因を確認してくださいね。
それでは4つの冷えタイプの原因について解説していきます。
あなたのその冷えの原因は日々の生活の中に隠れています。
当てはまるタイプの原因を確認してみてくださいね!
4つのタイプの原因
それぞれのタイプの原因について知っていきましょう!
Aのあなたは、末端冷え性タイプ
体温はそれほど低くないのにもかかわらず、手足などが冷えている状態です。
特に痩せている方に多く、運動で体を温めたり防寒したりしても温まりにくいというのが特徴です。
末端冷え性になる原因は
・夏のエアコンや冬の気温など寒い環境
・運動不足による筋肉量の低下
・水分をあまり摂らない
・食生活の乱れ
・ストレス
などがあげられます。
これらの原因は『血行不良』に影響してきます。
血行不良は冷えの大きな原因となり、そのまま放置しておくと冷え性が悪化する原因にもなります。
Bのあなたは、下半身が特に冷えやすいタイプ
体の中で下半身が特に冷えている状態です。
運動不足やデスクワークなどで足の筋肉を使う頻度が少なくなることで、血行の流れが悪くなり、下半身の冷えにつながってしまうのです。
例えば
・デスクワークなどで長時間同じ姿勢
・運動不足による筋力の低下
・加齢による筋力の低下
などの下半身を使う機会が少なくなることで、下半身の冷えにつながりやすくなります。
また、足を組むことや猫背などの姿勢の悪さで崩れやすく血液のめぐりを妨げることも下半身の冷えにつながってしまうので注意が必要です。
下半身太りの原因にも下半身の冷えは大きく関係してきます。
下半身の冷えが気になる方、下半身痩せしたい方は下半身を意識して動かすことを習慣づけていくことが改善のポイントです。
Cのあなたは、ほてり冷えタイプ
指先・足先は冷たいのに上半身はほてりを感じる状態です。
ほてり冷えタイプの一番の原因は『自律神経の乱れ』。
気温の大きな変化やイライラなどで自律神経は乱れやすくなります。
自律神経は胃や腸の働きや心臓の拍動、体温の調節など生きていくうえで欠かせない働きをしてくれるため、自律神経が乱れてしまうと体のあらゆるところに影響がでてきてしまうんです。
冷えもその一つで、自律神経が乱れることで血液の流れが滞り、上半身はほてりがあるのに手先は冷たいなどの症状が起こります。
Dのあなたは、全身が冷えているタイプ
手足だけでなく体の芯から冷えている状態です。
冷えのタイプの中でも、最も冷えで体がきつくなるタイプなんです。
全身の冷えタイプの一番の原因は『長年の冷えの蓄積』。
冷えをそのまま放置してきたことにより全身が冷えきってしまっている状態です。
全身が冷えきっていると寒さがつらいだけでなく、病気につながることもあるんです。
一刻も早い体質改善が必要になります。
※冷えがあまりにひどいときは婦人科への受診をお勧めします。
あなたのタイプの原因は分かりましたでしょうか?
原因がわかれば次は対策です!!
冷え性対策には欠かせない改善法を紹介していきます。
今すぐ冷え性対策!カンタン改善法とは?
冷え性はとにかく『体を冷やさないこと』が大切になります。
体を温めることはどのタイプの冷え性でも同じですが、それぞれのタイプに分けて特に意識してほしい改善法を紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
A:末端冷え性タイプ
冷え性の初期段階となる末端冷え性タイプは『体を内側から冷やさない』ようにすることと、『疲れをためない』ようにすることが大切です。
【改善法POINT】
✔体を冷やさない
体は冷えてしまうと、内臓温めようとするため手足の末端まで血液が行き届きにくくなります。
そのため、腹巻やカイロなどで体を温め内臓が冷えないようにすることが大切です。
また寒いところでは、カーディガンや靴下などで体が冷えるのを防ぐとより良いです!
✔ウオーキングなど軽い運動をする
筋肉を使うと血液の流れが良くなるため、日常的に体を動かすことが大切です。
少しの距離であれば歩いてみたり、エレベーターではなく階段を使ったりするなど意識してみてください。
時間があればウォーキングなど軽い運動を始めると◎
✔軽いストレッチをする
冷えを感じたときに、
・手足の力を抜いて手首・足首をブラブラさせる
・手と足の指を意識的に動かし指を10秒ずつつまむ
など少し刺激を与えてあげるように意識しましょう。
刺激を与えてあげるだけで、血液の流れを良くする効果があります。
✔身体を温めるものを食べる
体を温める食べ物は血流の流れを良くしてくれます。
冷えを感じるときは、温かい飲み物を飲んだり鍋やおでんなど温めてくれるものを食べるのがオススメです。
また生姜や唐辛子なども体を温めてくれる食材なので、積極的に食べてみてくださいね。
✔気分転換をする
気持ちが落ち着き、脳がリラックスすることで血管が広がり血流が良くなります。
音楽を聴く・好きなことをする・意識して深呼吸をするなどリラックスできる時間を増やしてあげるのがオススメです。
リラックスしてくると自然とストレスも解消しやすくなりますよ♪
B:下半身が冷えやすいタイプ
下半身冷えタイプはとにかく『下半身を冷やさない』ように注意するのが大切です。
【改善POINT】
✔足を使う運動をする
運動をし、筋肉を使うと血液の流れが良くなります。
そのため、日常的に階段を使ったりスクワットをしたりなど足を意識して鍛えることが大切です。
そうすることで下半身の温めにつながります。
✔スカートの時は下着の上にガードルやスパッツをはく
下着だけだと気温などで下半身は冷えやすくなり、お腹も冷えやすくなります。
下着の上からもう1枚履くことで下半身が冷えるのを防いでくれるので、ガードルやスパッツをはくことをオススメします。
✔靴下を重ね履きする
血液の流れが悪くなると、足の先は心臓から一番遠いため温まりにくい箇所です。
自分で足先を温めるのは難しいため、寒い季節(特に冬)は靴下の重ね履きをするのがオススメです。
※ただし履きすぎも血行不良の原因になってしまうため、2枚程が良いです。
✔身体を内側から温める
体を内側から温めることは血流の流れを良くすることにつながります。
レンコンやごぼうなどの根菜、生姜や唐辛子など体を内側から温めてくれる食材を積極的にとっていくのが良いです!
また温かい飲み物を意識して飲むのも体の温めにつながります。
C:ほてり冷えタイプ
ほてり冷えタイプは『自律神経を整える』『体をこれ以上冷やさない』ことが大切です。
【改善POINT】
✔お風呂で全身浴
熱いお湯につかると顔がほてりやすくなるため、少しぬるめのお湯(38~40度)に長めにつかることで体の芯から温めることができます。
✔適度な運動をする
適度な運動が自律神経の機能を高めるのに効果的なんです。
身体を動かすことで血流がよくなり、代謝を上げるサポートもしてくれます。
近い距離は歩くように心がけたりエレベーターではなく階段を使うように意識したり、日常生活の中でできる運動をしていくのが最適です。
✔ストレスを溜めない
ストレスは自律神経に大きく関係してきます。
自律神経が乱れると血液の流れが滞りやすくなるためストレス発散が大切です。
音楽を聴く・旅行に行く・マッサージに行くなどゆっくり過ごす時間を増やしてあげるのがリラックスに効果的です。
脳がリラックスすることで血管が広がり血液の流れが促進されるため、冷え改善につながります。
✔太陽の光を浴びる
自律神経を整えるには太陽の光を浴びることがオススメです!
太陽の光を浴びると、メラトニンという睡眠ホルモンが抑えられ脳の働きが活発になります。
特におすすめのタイミングは朝起きてすぐ!
朝に太陽を浴びることでメラトニンを抑えることができ、次にメラトニンが分泌されるのは夜のため睡眠の質が上がり生活リズムを整えやすくなります。
D:全身冷えタイプ
全身冷えタイプは冷えの段階が一番高く、病気にもかかりやすくなるため『基礎代謝を上げる』『体を温める』ことが大切です。
【改善POINT】
✔体を冷やさないようにする
全身冷えタイプの方は、特に体が冷えないように注意しなければいけません。
そのため薄着は避け、寒いところでは上着やカーディガンを着るなど寒さ対策が大切です。
また冬場など特に冷えがひどいときは、腹巻やカイロなど防寒対策に特に力をいれてください。
✔毎日湯船につかる
お風呂は体を芯から温めてくれるのに一番簡単な方法です。
シャワーだけでは体を温めてはくれないため、毎日湯船につかることが一番良いです。
また、湯船につかる際は炭酸ガス入りの入浴剤を使うのがオススメです。
炭酸ガス入り入浴剤を活用すれば、炭酸が冷えて収縮した血管を拡張してめぐりを良くしてくれるので全身を効率良く温めることができるんです♪
✔体を動かすことを意識する
体を動かすことで、筋肉が温められ血液の流れが良くなります。
そのため、日常的に意識して体を動かすことが大切です。
例えば
・肩を回して腕を動かす
・その場で足踏みをする
などを意識して行い、慣れてきたらウォーキングや筋トレなどの運動も取り組むのがオススメです。
✔タンパク質の多い食事を摂る
タンパク質は人間の筋肉や臓器、体内の調整をサポートしエネルギー源になっている必要な栄養素です。
タンパク質には保温効果があるため、不足すると体が冷えやすくなる可能性が高くなるんです。
そのため、毎日3食しっかり食事をしタンパク質をバランスよく摂取することが大切です。
オススメ食材は、鶏むね肉・チーズ・たまご・魚介類・豚ロース・乳製品・大豆!
早めの対策で冷えに負けない体づくりを!
冷えは『万病のもと』といわれています。
体が冷えると血行が悪くなり血液もドロドロになってします。
そのため、酸素や栄養素が体の隅々まで運ばれなくなってしまい、老廃物も排出されず体内に蓄積されてむくみやコリの原因にもなってしまうんです。
また、冷えによって免疫力が低下してしまい風邪をひきやすくなったり、風邪をひいてもなかなか治りにくくなったりしてしまいます。
それがやがて大きな病気につながる可能性もあります!
だからこそ冷え性だと気づいた時からの対策や改善が大切になってきます。
冷えがなくなることで血行が良くなるため、お肌の顔色が良くなったりむくみやコリに悩まされることも少なくなります。
冷えの対策をしっかりして内側からキレイな女性になっていきましょう!