こちらの記事は、tocohana lifeより抜粋しております。
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日本には四季があり、その折々に咲く花の美しさと生命力はわたしたちの心を癒し、元気づけてくれます。
毎月【今月の花】と題し、みなさまの心に花が咲くよう、素敵な花のお話をお届けいたします。


今月のお花はシャクヤク

みなさまこんにちは。
今月ご紹介するお花は、この時期に開花を迎える花「シャクヤク」です。
シャクヤクの名前の由来は、見とれてしまうほど麗しい花をつける「薬」ということからきています。
というのも、シャクヤクを漢字で書くと「芍薬」。
「芍」は“抜きんでて美しい”という意味を持ちます。
そして、シャクヤクの根は、古くから生薬として用いられてきたからだそうです。





「シャクヤク」は、5月~6月の初夏に咲くボタン科の多年草の花で、中国北部、シベリア南東部、朝鮮半島などに自生し、中国では古くから栽培されてました。
薬用植物として知られていましたが、江戸時代からは「茶花」として観賞用となりました。
その後改良され、品種・形・色の種類も豊富にあり、鉢花、切り花としても人気が高い花です。
この花の魅力と言えば開花した時の華やかさ!
つぼみの時からは想像もできない大輪になる花姿がとても人気です。
また、その美しい姿からことわざにも用いられており、

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花

このことわざは美しい女性の立ち居振る舞いを例えたもので
『芍薬』はすらりとした茎の先に花を咲かせることから立ち姿の女性、
『牡丹』は枝分かれした横向きの枝に花を咲かせることから座った女性、
『百合』は風に揺れる姿が美しいことから女性が歩く姿を表していると言われています。


『シャクヤク』の花言葉

そんな「シャクヤク」の花言葉は、『はじらい』『慎ましさ

また、花の色によって異なる花言葉をもっており、
ピンク………はにかみ
白色………幸せな結婚
赤色………誠実

奥ゆかしい女性らしさを表現した花言葉が並びます。
美しい女性に例えられるシャクヤクにぴったりですね。


爽やかな初夏の到来を告げる花「シャクヤク」

5月はちょうど旬を迎え、花屋さんにも切り花のシャクヤクが種類豊富に並んでいる頃です。
お部屋を明るく彩ってくれるシャクヤクは、見ている人の気分まで明るくしてくれることでしょう。
見かけた際には、ぜひ手に取ってみてください。